日本の中絶 / 塚原 久美 著

一〇人にひとりが経験者といわれる中絶。経口中絶薬の承認から配偶者同意要件まで、中絶問題の研究家が、日本における中絶の問題点と展望を示す。日本では10人にひとりが経験者といわれる中絶。経口中絶薬の承認から中絶のスティグマ、配偶者同意要件まで、中絶問題の研究家が、世界の動向に照らして日本における中絶の問題点と展望を示す。昨今、中絶をめぐる議論が続いている。経口中絶薬の承認から配偶者同意要件まで、具体的にこの問題をどうとらえればいいのか。戦後かつて日本は「中絶天国」と呼ばれた。その後、世界が中絶の権利を人権として認めていく流れにあるなか、日本では女性差別的イデオロギーが社会に影を落としている。中絶問題の研究家が、歴史的経緯をひもとき、今後の展望を示す。<br>塚原 久美 著
筑摩書房
2022年08月
ニホン ノ チユウゼツ
ツカハラ クミ
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