縄文と世界遺産 人類史における普遍的価値を問う / 根岸 洋 著
2021年、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産になった。世界は「縄文」をどう評価したか。選定過程から浮かび上がる人類の「普遍的価値」を問い直す。2021年、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産になった。世界は「縄文」をどう評価したか。他地域との比較を通して「縄文文化」の普遍的価値を問い直す。二〇二一年七月「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に加わった。日本列島に存在した「縄文文化」のうち、なぜ限られた地域の遺跡群が世界遺産に選ばれたのか。東北地方を研究対象とし、今回の世界遺産登録にも携わった考古学者が、海外にある同時代の世界遺産との比較などを通して「縄文」を新たな視点から読み解く。さらに、世界遺産というプロジェクトが体現する文化多様性の視点から、「縄文」の人類史における普遍的価値について考える。<br>根岸 洋 著
筑摩書房
2022年04月
ジヨウモン ト セカイ イサン
エギシ ヨウ
/