廃仏毀釈 / 畑中　章宏　著

明治の神道国教化により起こり、「寺院・仏像を破壊する熱狂的民衆」というイメージが流布する廃仏毀釈。実際はどんなものだったのか。各地の記録から読みとく。明治政府の神道国教化により起こった廃仏毀釈。それは、日本で長らく共存していた神道と仏教を分離し、仏教を排斥する運動だった。この出来事は寺院や仏像の破壊など民衆の熱狂による蛮行というイメージが流布しているが、実際にはどんなものだったのか？　信仰の対象であったものを破壊するのに、人々にためらいはなかったのか？　神仏が共存していた時代から説き起こし、各地の記録から丁寧にこの出来事の実際を読みとく。<br>畑中　章宏　著
筑摩書房
2021年06月
ハイブツ　キシヤク
ハタナカ　アキヒロ
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