日本政治思想史講義 / 飯田泰三
古代天皇制の形成から、鎌倉新仏教による変革までの中に日本の思想的伝統を探るという丸山眞男の研究を引き継ぎ、さらに掘り下げた政治思想史家による名講義。一九六四年の『丸山眞男講義録』をサブテキストにした法政大学法学部における本講義は、日本神話や古代天皇のあり方に日本の思想的伝統の「原型」を探る丸山の講義をわかりやすく精読。とくに丸山が力点を置いていた鎌倉新仏教の革新性について、その中にヨーロッパの宗教改革に匹敵する世俗化・脱宗教化の動きを見つつ、呪術的な心性も残り続けていくという特徴と、日本独自の政治思想の展開を見る。丸山の直接の教えを受け、その研究を引き継ぎ掘り下げた碩学による名講義。<br>飯田泰三
筑摩書房
2026年02月
ニホンセイジシソウシコウギ
イイダタイゾウ
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