ことばの道草 言語学者の回想と探求 / 田中克彦

社会言語学やモンゴル研究をはじめ、幅広い探究を展開してきた碩学が、幼い日々から現在に至るまでに心に残った出来事を振り返る。知的魅力あふれるエッセイ集。日本における社会言語学の泰斗が来し方を振り返り、人生と研究に思いをめぐらせるエッセイ集。幼い日の思い出から語り起こし、言語学を志すに至った経緯、なぜソ連研究やモンゴル研究、さらにはクレオール研究までを志すようになったのか、そのいきさつを綴る。数多くの道草をやり過ごして先を急いできた言語学者が、こころに残るそれらを思い起こし書きとめた断章のつらなりから、領域を横断する知の世界が見えてくる。<br>田中克彦
筑摩書房
2025年12月
コトバノミチクサ
タナカカツヒコ
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