ほんとうのフロイト 精神分析の本質を読む / 山竹伸二

人間の欲望と不安に関するフロイトの深い洞察にこそ、普遍的な人間性の本質が見られる。「本質論の観点」からフロイト理論を捉え直し、フロイト像を再構築する。人間はなぜ心を病むのか?<br />現代人の心理を洞察した<br />天才による未来への遺産<br /><br />===<br />フロイトの慧眼は人間論にある。人間の欲望と不安に関するフロイトの深い洞察にこそ、普遍的な人間性の本質がある。人間性に関するフロイトの理論――幼児性欲論やエディプス・コンプレックス、リビドー論、去勢不安など――は独特な仮説で、科学的に証明できない。だがその理論が指し示す現象の意味を吟味し、仮説の裏側にある本質を考察するという「本質学の観点」から諸理論を捉えなおせば、現代的な意義が明らかになり、見過ごされてきたほんとうのフロイト像が見えてくる。<br>山竹伸二
筑摩書房
2025年01月
ホントウ ノ フロイト
ヤマタケ シンジ
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