素顔の棟方志功 仕事と暮らし / 石井頼子

棟方志功歿後50年。孫である筆者が「世界的版画家」と言われた志功の作品・資料をもとにその素顔やその芸術の本質を解き明かす。〈孫が解き明かす、棟方志功の「想い」「素顔」「本質」〉<br>〈没後50年。作品と資料から迫る、棟方志功の作品と人生〉<br>版画作品とともに人物としても異彩、魅力を放ってきた棟方志功(1903?75)について、志功の孫であり精力的に研究を続ける著者の近年の研究成果をもとに、名作誕生の背景や志功に影響を与えた各所の人々との交流、そして喫茶を愛好した日常など、棟方志功の「素顔」「本質」を照らし出して紹介します。そして志功が昭和20年の疎開から約7年間にわたり在住し、戦後の活躍の基礎となる精神的充実を得た富山県での日々の様子も紹介します。大量に残された作品や著述・資料を通し、それらの行間から、これまで知られていなかった棟方志功の人柄や世界観が理解できる一冊です。<br>石井頼子
淡交社
2025年06月
スガオノムナカタシコウ
イシイヨリコ
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