茶書古典集成 6 / 谷端昭夫

書物を残さなかった利休を知るための同時代の茶書(道具録、覚書類、伝記、会記)と大徳寺僧の語録など、全13件を収録。〈書物を残さなかった利休をめぐる茶書13件〉<br>〈利休を知るための茶書13件〉<br>利休伝書といわれるものは数々ありますが、いずれも利休自身が書いたものとはされていません。利休の姿を知るためには、同時代に書かれた書物や子孫の聞書・覚書、茶会記録を紐解くしか手がありません。本書では、利休生前に高弟が著した『山上宗二記』(表千家本と裏千家本)、利休の曾孫江岑が書き残した覚書類、奈良の松屋が書き記した『利休伝』、利休の茶会記とされる『利休百会記』などを取り上げます。さらに、利休とゆかりの深い大徳寺の春屋宗園による『一黙稿』、古溪宗陳による『蒲庵稿』より、茶の湯に関わるものを抄録、後世の創作とされる『今井宗久茶湯書抜』も参考茶書として収録します。<br>谷端昭夫
淡交社
2022年04月
リキユウノチヤシヨ
タニハタ,アキオ
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