茶湯一会集 / 筒井 紘一 著

いわずとしれた茶の古典、井伊直弼の『茶湯一会集』の全篇を現代語訳。「一期一会」「独座観念」など茶の理念をやさしく伝えます。〈ポケットに入れて持ち歩ける「茶の湯の真髄」〉<br>〈さらりと読んで、「一期一会」を噛みしめる〉<br><br>幕末の大老井伊直弼は、「埋木舎」と自ら名づけた部屋住み時代より武芸に親しみ、とりわけ茶道石州流に深く傾倒しました。安政の大獄の直前に成立したとされる『茶湯一会集』には、「一期一会」「独座観念」といった、茶事茶会における主客の心得が子細に示されています。今なお色あせることのない茶の湯の名著の全篇を、読みやすさを優先して平易な現代語に訳し、大きな字を用い、要所に的確な注釈を加えています。『当世茶事おぼえがき?『茶湯一会集』に学ぶ』(1991年刊)で同書の抄訳・解説を行った著者が、それを元に新たに書き起こした、ハンディな新書サイズの現代語訳・解説集です。<br>筒井 紘一 著
淡交社
2017年07月
チヤノユ イチエシユウ
ツツイ ヒロイチ
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