誰でもすぐ入居できる国営老人村構想 自由死の権利と国によるその権利の保障を考える / 杉本尚司

自由死(断食自然死や本人の意志による安楽死など)の権利とそれが認められた場合の国による保障の仕方について考察した作品超高齢化社会を迎えようとする現在、一つの新しい死に方と死に場所を模索した本です。それはあくまでも老人問題に限定したものであり、他人に強制するものでも、また心理的に圧力をかけようとするものでもなく、個々人の自由意思に基づく自己決定権をまさに自らの手に取り戻そうとするものです。一定の条件のもとにおける自由死(断食自然死や自分の意志による自己安楽死など)の権利は、社会的に認められるのか、といった問題を明確に提起し、この権利が社会的に認められることになれば、国はその権利をどう保証し実現すべきか、超党派的に国民皆で考えていく必要があるでしょう。<br>杉本尚司
星雲社
2025年04月
ダレデモスグニユウキヨデキルコク
スギモト,シヨウジ
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