日本再生の道 地方分権と道州制の提案 / 大塚眞介

「地方分権と道州制導入」により可能となる「日本再生」のための道筋とは長期にわたる海外生活経験を通して、祖国日本の現状を憂い、「日本再生」に欠かせないのは「地方分権と道州制導入」ではないかとの考えにたどり着いた筆者の長年の想いを形にした一冊。トップダウンの民主主義からボトムから国を支える高度な民主主義へ。一極集中型の行政は複雑化した国際社会では対応できず、都道府県単位の行政は規模が小さすぎて国際経済に対応した新規事業開発の誘致や支援ができない。そこで現行47都道府県行政を廃止して全国を8州くらいに統合。政府が手薄になっている未来先行投資事業や地域生活環境改善のためのインフラ整備、生活向上のための新規産業開発等の権限の一部を新州政府に移譲し、政府と州政府が一体となって国力の増進と国民生活向上をはかることで、日本経済の再生が果たせるのではないかという提案。他にも道州制のメリットや諸外国でのエピソードなど、「外からの目」で日本を見直すにもお勧めのエッセイ。<br>大塚眞介
星雲社
2024年01月
ニホン サイセイ ノ ミチ
オオツカ シンスケ
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