スウェーデン日記 スウェーデン・イギリス福祉研修紀行 / 大西和人 著
1968年、スウェーデンへ留学。当時過ごした福祉先進国でのリアルな日々を綴る。留学から50年が経った現代においても新鮮に感じられることが多い、1968年 福祉国家スウェーデンでの留学生活。著者が出会った障がい者福祉施設のスウェーデン、そしてイギリスの人々からは、他人を思いやるあたたかい心や優しさ、真面目な国民性がどこからか溢れてくる。<BR><BR>約50年前、スウェーデンの知的障がい者の大規模施設でのユートピアのような日々は、僅か15年後に訪れる”施設解体”という思い切った人権政策の予兆だったのかもしれない。<BR>これ以上ない環境、設備、処遇、日本とあまりにも違う障がい者への取り組みは、ノーマイライゼ―ション(人権の平等化)という最も基本的な思想の実践によって、施設解体という方向へ舵を切った。<BR><BR>今は無き施設、カールスルンドで著者が体験した貴重な記録。<BR>障がい者福祉の究極の形とは一体何だろうか…!<br>大西和人 著
星雲社
2022年10月
スウエ−デン ニツキ
オオニシ カズト
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