人はなぜ、愛するわが子を虐待するのか 児童虐待が繰り返される本当の原因を探る / 大岡啓二

太古の生活形態を紐解き、子育ては親だけでなく社会の責任だという根本を見据えるわが子を虐待する親が、後を絶たないのはなぜか原因を探ります。人の進化にある矛盾を、私たちはあまり知りません。2足歩行のはじまりが、人の骨組みを変え、赤子はあえて未熟なまま生まれるしかありませんでした。そのため太古から、人々は仲間で助け合い子育てをしました。ところが現代ではワンオペ育児があたりまえです。「子育ては親の責任」という謎の常識に押しつぶされることで、虐待が生まれるベースができてしまうのではないか。作者は、太古のルーツから子育てを探り現代の矛盾を紐解きます。少しでも多くの悩める親たちが、「自分の親としての能力が低い」せいだと追いつめられないように、いつまでも親個人の問題を取りざたすのではなく、社会の仕組みを見直す一石を投じることができれば、という想いを1冊にまとめました。さまざまな立場の人々が、未来の宝となる子どもたちを、どう育てるのか、改めて考えるきっかけとなることを目指します。<br>大岡啓二
星雲社
2021年11月
ヒトワナゼアイスルワガコオギヤクタ
オオオカ,ケイジ
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