緩和ケアという物語 正しい説明という暴力 / 岸本 寛史 著
患者個別の物語に固有の価値を見出し、患者を語り手として尊重する、ナラティブ・アプローチを用いた時に見えてくる緩和ケアの世界。患者の個々の価値観や状況、医療の文脈を無視して、緩和ケアの「正しい理解」を促すことは、時として倫理的暴力となることもある。ナラティブ・アプローチは患者の個別の物語に固有の価値を見出し、患者を語り手として尊重し、複数のナラティブの共存を認める。患者が抱くストーリーを医療の中心に置いた時に見えてくる世界を、著者が経験した具体的な事例とともに描き出す。医療者だけではなく、がん医療に関心のある全ての方へ。<br>岸本 寛史 著
創元社
2015年07月
カンワ ケア ト イウ モノガタリ タダシイ セツメイ ト イウ
キシモト ノリフミ
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