「見る」意識と「眺める」意識 心理療法という営みの本質を考える / 上田 琢哉 著

本書は「見る」と「眺める」という枠組みを用いて意識の多様な働きを考察。事例研究を通して「眺める」意識のもつ心理臨床的意義について明らかにし、現代人の抱える心理的課題に応える新しい意識のあり方の可能性を探る。現代人が直面している心理的問題は、「知ること」すなわち「分離し、はっきりさせる」働きを本質とする意識への偏りから来ている。本書は「見る」と「眺める」という枠組みを用いて、意識というものの多様な働きを考察。事例研究を通して「眺める」意識という、従来の意識のパラダイムから見ると未発達で曖昧で力弱いものと考えられてきた意識のもつ心理臨床的意義について明らかにし、新しい意識のあり方の可能性を探る。<br>上田 琢哉 著
創元社
2019年11月
ミル イシキ ト ナガメル イシキ シンリ リヨウホウ ト イウ イトナミ ノ
ウエダ タクヤ
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