ボランティアとファシズム 自発性と社会貢献の近現代史 / 池田 浩士 著

日本国家はヒトラー・ドイツから何を学び、いかにして人々の社会貢献を「勤労奉仕」に組み換え、戦時体制に取り込んでいったのか。それは自発か、強制か?<br>?<br>日本のボランティアは、東京帝大の学生たちによる関東大震災後の救護活動およびセツルメントの開設に端を発する。だが、ヒトラー・ドイツに学んだ日本国家は彼らの社会貢献を制度化し、「勤労奉仕」に組み換える形で戦時体制に取り込んでゆく。20世紀史を鏡に、私たちの自発性と強制性の境を揺さぶる渾身の書。<br>池田 浩士 著
人文書院
2019年05月
ボランテイア ト フアシズム ジハツセイ ト シヤカイ コウケン ノ
イケダ ヒロシ
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