資本論 10 新版 第三巻第三 / K.マルクス 著

信用制度下の貨幣資本の蓄積と運動は、再生産過程と恐慌にどう関わるのか。草稿の状態も示し、マルクスの模索と探求を浮き立たせる。信用制度が過剰生産や過剰投機を促進して生み出す「資本の過多〔プレトーラ〕」は、過剰生産と同じ特殊な現象なのかなどに焦点が当てられる。そのことで実体的資本の規模をはるかに超えて再生産過程を拡大させる信用制度の仕組みが明らかに。このマルクスの思考の流れに沿い、エンゲルスの構想による再整理とマルクス自身の短評などが分かるよう注記される。<br>K.マルクス 著
新日本出版社
2021年03月
シホンロン 10
カ−ル マルクス
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