見えない傷 / 北大路　翼　著

昨年、ＮＨＫにて放映されたドキュメンタリー「ラストトーキョー“はぐれ者”たちの新宿・歌舞伎町」にもその活動が取り上げられた話題の俳人・北大路翼による三冊目の句集。<br>これまでの“アウトロー”とは異なる、加藤楸邨からの”本格派”の系譜。<br><br>【内容】<br>二〇一七年以降の作品から厳選収録した第三句集。<br>新宿の片隅から世の中を憂う。<br><br>手触りが今年の髭になつてくる<br>アロハシャツ貰つた瞬間から似合ふ<br>ちよつとした仕草がすべて雪遊び<br>釣り銭が散らばつてゐる春炬燵<br>初夢の?に残りし蹄跡<br>褞袍着て人生ゲームでも未婚<br><br>帯文：白石和彌（映画監督）<br>北大路　翼　著
春陽堂書店
2020年06月
ミエナイ　キズ
キタオオジ　ツバサ
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