水車屋の美しい娘 シューベルトとミュラーと浄化の調べ / 梅津 時比古 著
せつない歌曲集に幾重にも折り重なる象徴と、詩の複雑な成立事情を解きほぐし、陰影に富んだ背景世界を描き出す。付・歌詞対訳『冬の旅』と双璧をなすシューベルトの歌曲集『美しき水車小屋の娘(水車屋の美しい娘)』では、ある若者の素朴でせつない恋愛模様が歌われる。が、それだけだろうか。本書では見過ごされてきた「水車屋の娘」の影を追いながら、作品の奥深い世界へと誘う。<br>梅津 時比古 著
春秋社
2022年04月
スイシヤヤ ノ ウツクシイ ムスメ
ウメズ トキヒコ
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