路傍の雫 / 永吉秀司/著
日本画作家が日本画と言葉で現代を表現する<br><br>WEBやSNSの発展により、アートが身近となった。<br>しかし、それらの作品に思想や哲学、美意識は映し出されているだろうか。<br>表現者側の立場からもプロフェッショナルとアマチュアのボーダーラインが不明瞭になり、<br>絵画、イラスト、写真も同一の画像情報として開示されている。<br>作品を通して表現したいメッセージや、絵の具が筆から滑り落ちる音、筆に含む絵具の重さ、筆を絵具にくゆらす時の抵抗感など、画家がその作品と誠心誠意向き合った息吹を感じてもらいたい。<br>日本画ならではの、奥深く美しい筆づかいに、添えられた美しい言葉たちに心奪われる一冊。待望の文庫改訂版。<br>永吉秀司/著
幻冬舎
2020年09月
ロボウ ノ シズク
ナガヨシ,ヒデシ
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