ルーカスのいうとおり / 阿津川辰海

亡き母との思い出のぬいぐるみ。<br>その正体は、30センチの殺人鬼!?<br><br>人形ホラー×本格ミステリ<br>あなたはこのフーダニットを見破れるか?<br> <br>タケシは、内気な小学5年生。2年前にママを亡くしてから、いつまでも立ち直れずにいる。そんな時に河原でそれに出会う。編集者だったママが担当した児童書『どろぼうルーカス』のぬいぐるみだ。ルーカスを持ち帰ってから、タケシの周りでおかしな出来事が連続する。パパに捨てられたのに、なぜか翌朝にはぬいぐるみが机の上にいた。翌日には迷惑行為を繰り返す隣人が二階から転落し、被害者は現場に「ルーカスがいた」と主張。さらには、タケシの嫌いな教師が喉を切られて殺される。一連の事件はルーカスの仕業なのか? タケシは複雑な思いを抱えながら、同級生の森とその正体を追うが――。<br>――大事なことは、ぜんぶ『どろぼうルーカス』が教えてくれた。<br>全ての真相が明らかになった時、少年は一歩大人に近づく。<br>阿津川辰海
幻冬舎
2025年12月
ル−カスノイウトオリ
アツカワタツミ
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