ガンダーラ仏教美術の謎 / 田辺理

仏像発祥の地に残された「反仏教的な仏教彫刻」の意味とは――。美術史×東西文化交流史×130点超の図版で謎を解く。古代において、内陸アジアを東西にむすぶ交易の要衝として栄えたガンダーラ。仏教の開祖・釈迦牟尼仏陀を史上初めて人間の姿で表したこの「仏像発祥の地」には、一見するとおよそ仏教的ではない、男女の飲酒饗宴や交歓の様子を表した彫刻も残されている。仏像が生まれた国の破戒的・異端的な彫刻は何の目的で制作され、何を意味しているのか。仏教経典や130点超の図版をもとに、美術史と東西文化交流史の蓄積から丹念に検討する。<br>田辺理
光文社
2026年02月
ガンダ−ラブツキヨウビジユツノナゾ
タナベタダシ
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