小泉八雲「見えない日本」を見た人 / 畑中章宏
民俗学的視線で日本人の暮らし・心を見ることができた小泉八雲。数々の著作を手がかりに130年前の日本を描き出す。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は新聞記者として世界各地を旅し、日本に辿り着いた。日本で民俗学が始まるより前に、民俗学的視線で日本人の暮らし・心を見ることができた八雲は、日本人がつねに「目には見えないもの」と交流していること、日本文化のある部分が失われつつあり、それに日本人自身が気づいていないことを察知していたのである。民俗学者・畑中章宏が、八雲の旅と心を追体験しながら描き出す、130年前の日本。<br>畑中章宏
光文社
2025年09月
コイズミヤクモミエナイニホンヲミタヒト
ハタナカアキヒロ
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