古今集小町歌生成原論 / 大塚 英子 著

小町の原像をあきらかにするべく『古今集』に採録された18首を根本資料として漢詩文や仏教的世界観との関わりを詳細に解析する書。実在したはずの小町--<br />ここに正当に甦る。<br /><br />小町の原像をあきらかにするべく、『古今集』に採録された18首を根本資料として詳細に解析。<br />『万葉集』以来の歌語・素材の伝承と転換された歌の内容、漢詩文とりわけ白居易・元?の影響、仏教的世界観が小町に新しい文学的発想を促した様相や、掛詞や平仮名の発明との関わり方を探る。小町歌生成の秘密に迫り、18首の製作年代順を考証する。<br /><br />『古今集』小町歌を総括する書。<br>大塚 英子 著
笠間書院
2011年03月
コキンシユウ コマチカ セイセイ ゲンロン
オオツカ ヒデコ
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