ある少年の夢 稲盛和夫はいかに人生を切り開いたか / 加藤勝美
日本が世界に誇る経営者、稲盛和夫を描いた初期傑作が待望の文庫化。カリスマの経営哲学はいかに形成されたのか。原点を知る1冊!初版は1979年。当時発刊されるとすぐにベストセラーとなった書籍が、待望の文庫化。稲盛氏の出生から、「臆病者」と呼ばれた少年時代、そして京セラ(当時は京都セラミック)創立20年までの歩みを描いた稲盛伝記本の嚆矢である。<br /><br />著者は、鹿児島に住んでいた稲盛氏の両親へのインタビュー、京セラ社内の一室に取材拠点を与えられたからこそできた多数の社員への取材などをもとに、稲盛少年の心の葛藤と、初期の京セラの特質を克明に描いている。<br /><br />優れた人物論、企業論であるとともに、生きる勇気を与えてくれる人生論である。巻頭に寄せた稲盛氏本人による献辞「年若い読者へ」もぜひご一読いただきたい。<br /><br>加藤勝美
日経BP
2025年04月
アル シヨウネン ノ ユメ
カトウ カツミ
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