令和米騒動 日本農政失敗の本質 / 荒幡克己

小泉農相はスピード感のある対応を行っているが、コメ不足の本質的な問題は解決されていない。現場主義の研究者が問題の深層に迫る。【危機を生み出した天災と人災を解明。増産余力は2、3年以内に60万~70万t。】<br />令和日本を襲ったコメ不足。世論は政府の責任を問う声が強いが、その陰で忘れがちなのは、高温障害による二年連続の実質的な不作だ。この事実を無視して、政府の責任だけを強調することは本質を見誤る。米不足に対してスピード感のある対応がなされているが、問題解決には中長期的取り組みが不可欠だ。本書は政策立案の経緯を熟知し、生産現場のフィールドワークを繰り返してきた専門家が、危機を客観的かつ定量的に分析し、日本の米が直面している課題と解決への道筋を正確に伝える問題提起の書。<br /><br>荒幡克己
日経BP
2025年09月
レイワコメソウドウ
アラハタカツミ
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