「失敗の本質」を超えて 安全保障を現場から考える / 野中郁次郎

安全保障論議の高まりに伴い見直しが進む日本の防衛。だが解決すべき問題は山積みだ。現場目線で問題点を明らかにする本音の議論。●戦後80年の過剰適応から脱却せよ。必要なのはタブーなき自己変革だ<br /><br />日本軍の失敗の本質は、日清・日露戦争の成功体験への過剰適応にあった。安全保障の本 質を直視せず経済的繁栄を追求してきた日本において、防衛を担ってきた自衛隊も同じ轍 を踏んでいるのではないか。自衛隊は、内外の環境変化のなかで、どのような課題に直面し、 いかなるイノベーションを達成しようとしたのか、どんな苦悩を味わったのか――。<br /><br />本書は、国防の現場の実践者の視点から、軍事組織のあり方を根本から再検討した研究プロジェクト の集大成。安全保障が軍事だけの問題ではなくなってきた時代、その本質を明らかにする。<br /><br>野中郁次郎
日経BP
2024年12月
シツパイ ノ ホンシツ ヲ コエテ
ノナカ イクジロウ
/