「低学歴国」ニッポン / 日本経済新聞社

博士号取得者が突出して少ない、日本の大学は世界基準の蚊帳の外――なぜこんな「低学歴国」に?日本の教育の根本問題を掘り下げる。大学教育が普及し、教育水準が高い「教育大国」――そんなニッポン像はもはや幻想?<br />日本の博士号取得者数は他先進国を大きく下回り、英語力やデジタル競争力の世界ランキングでも年々遅れをとっている。      <br /><br />とがった能力の子をふるい落とし、平均点の高い優等生ばかり選抜する難関大入試。世界の主流とずれる4月入学。理解が早い子にも遅い子にも苦痛なだけの「履修主義」指導……。<br /><br />岩盤のように変化を忌避する学校教育はいま、私たちの未来をも危うくしている。   <br />世界をけん引する人材を輩出するには、「何」を変えればいいのか。教育の今をルポし、わが国が抱える構造的な問題をあぶり出す。<br>日本経済新聞社
日経BP
2023年05月
テイガクレキコク ニツポン
ニホン ケイザイ シンブンシヤ
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