極権・習近平　中国全盛３０年の終わり / 中澤克二　著

異例の３期目突入が濃厚な習体制。だが米中対立の激化、経済の停滞など、中国を取り巻く環境は厳しい。巨大帝国はどこへ向かうのか。急成長が終わり、苦悩する大国の現実を描く骨太のルポ。<br /><br />党大会の最終盤で起きた「胡錦濤の退場劇」とは何だったのか――。異例の3期目に入り、「極権」を握った習近平政権。習一派で固めた党首脳人事では圧勝したかに見えるが、その裏で、大きな敗北も喫していた。<br /><br />盤石なはずの政権基盤にも危うい亀裂が見られる。ゼロコロナ政策に高まる不満、行き詰まる経済、深刻な米中対立、緊迫する台湾情勢、ロシアとの憂鬱な関係、そして日本への挑発……。<br /><br />改革・開放で急成長をとげ、全盛期を謳歌していた大国は、これからどこへ向かうのか。日経記者が衝撃の事実を数々明かしつつ活写する骨太のノンフィクション。<br /><br />最新の情報も満載して、読み応えたっぷりに描く、いまこそ必読の一冊。<br /><br>中澤克二　著
日経ＢＰ
2022年12月
キヨクケン　シユウ　キンペイ
ナカザワ　カツジ
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