20世紀経済史 ユートピアへの緩慢な歩み 下 / ブラッドフォード・デ
ブロガーとして著名な米国の経済学者が、ユートピアを目指した人類の試みの挫折として「経済の世紀」20世紀を描いた読み物。「おそらく人類が『別のやり方』に最も近づいたのは、ハイエクとポラニーの強制結婚にケインズが祝福を与えたときだった。それは具体的には、第二次世界大戦後の北大西洋諸国において開発志向の社会民主主義という形で実現した。だが社会民主主義の下に構築された制度は、持続可能性テストに合格できなかった。<br /><br />代わって登場した新自由主義は、グローバルノースのエリートたちに向けて掲げた公約の多くを果たしはしたものの、望ましいユートピアへと賢く前進したかと言えば、そうではなかった」(本書「終章 人類はいまもなおユートピアに向かってのろのろと進んでいるのか?」から)<br>ブラッドフォード・デ
日経BP
2024年06月
20 セイキ ケイザイシ ゲ
ブラツドフオ−ド デロング
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