薔薇王の葬列 16 / 菅野 文 著
反逆者・バッキンガムを討つため、兵を率いてディーンの森へ向かうリチャードだが……!?王として君臨するリチャードに、玉座を狙うリッチモンドの魔の手が忍び寄り、息子の”不義の子”の噂で宮殿は持ちきりに。また、リチャードの妊娠の可能性も浮上し、バッキンガムとリチャードは”子ども”の扱いで揉めることに。<br /> ヨークに到着したリチャードは、家族やヨークの人々に歓迎される中で、父と自分を重ねつつ改めて王であろうと決意する。ヨークにバッキンガムが現れることはなく、代わりに彼からの最後通告を受け取ることに。玉座を取るか、半身を取るか、選べないリチャード。だが、苦悶している間に、いよいよ反乱が起こってしまう。リチャードは王としての対処を求められ、バッキンガム討伐の覚悟を決める。複雑な思いを胸に、リチャードはバッキンガムと剣を交えることになるのだった……。<br>菅野 文 著
秋田書店
2021年12月
バラオウ ノ ソウレツ 16
カンノ アヤ
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