蔦屋重三郎 江戸を編集した男 / 田中優子
浮世絵、洒落本、狂歌。江戸文化の要には一人の大編集者がいた。2025年大河ドラマ主人公の巨大な足跡と、江戸の思考法を描く。2025年大河ドラマ『べらぼう』の主人公は、蔦屋重三郎。<br>花の吉原振り出しに<br>才人鬼才をより集め<br>幕府に財産取られても<br>歌麿写楽をプロデュース<br>この蔦重こそ、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した江戸最大のプロデューサーだった。その華麗な人脈は太田南畝、山東京伝、恋川春町、酒井抱一、市川團十郎、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九とまさに江戸文化そのもの。<br>江戸文化とは何か、文化を創り出すとはどういうことか。豊富な図版を入口に、人を編集し、文化を織り上げた、蔦重の「たくらみ」に迫る。<br>田中優子
文藝春秋
2024年10月
ツタヤ ジユウザブロウ エド ヲ ヘンシユウ シタ オトコ
タナカ ユウコ
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