日本人の真価 / 藤原 正彦 著
教養とユーモアがあり、品格を保つことは人生の要諦だ。この三つの視点を駆使すれば問題は解ける。後はその斬れ味を賞玩するばかり。 情報がかけめぐる現代にあって大事なのは、歴史の縦軸・横軸にそって物事を大局的に見ることだろう。<br> その稀有なる視点を有するのが藤原正彦氏である。<br> 本書でも、国政、コロナウイルス、ウクライナ戦争、中国、韓国などについて鋭く、本質を射抜く。<br> 著者に一貫して通底しているのは、「教養」と「品格」と「ユーモア」ということになろう。その言葉は、いかにも日本人の肺腑にズシンと響く。270万部売れた『国家の品格』のエッセンスは不滅なのである。<br>藤原 正彦 著
文藝春秋
2022年07月
ニホンジン ノ シンカ
フジワラ マサヒコ
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