インパールの戦い ほんとうに「愚戦」だったのか / 笠井 亮平 著
なぜイギリスは勝ち、日本は負けたのか。日本軍の行った「無謀な作戦」として知られる戦いを英、印の視点を交えて多角的に描く。欧米で「東のスターリングラード」と称される死闘――<br><br>「白骨街道」「無謀な作戦」「日本型組織の最大の失敗例」としていまだに語り継がれる太平洋戦争時に行われたインパール作戦。指揮官の無理な命令、補給の軽視など、ともすれば、日本軍の自滅としてのみとらえられがちである。本書ではこの視点を踏まえつつ、イギリス、インドの資料や現地取材を駆使し再検証する。<br><br>香港、シンガポール、ビルマと各戦線で連戦連敗のイギリス軍と、圧倒的な兵力と勇猛果敢さで、無敵を誇った日本軍。両者の明暗はどこで別れたのか――<br><br><br><br><br>笠井 亮平 著
文藝春秋
2021年07月
インパ−ル ノ タタカイ
カサイ リヨウヘイ
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