猫を棄てる 父親について語るとき / 村上 春樹 著

村上春樹が初めて自らのルーツを綴ったノンフィクション。中国で戦争を経験した父親の記憶を引き継いだ作家が父子の歴史と向き合う。時が忘れさせるものがあり、そして時が呼び起こすものがある<br><br><br>ある夏の日、僕は父親と一緒に猫を海岸に棄てに行った。歴史は過去のものではない。このことはいつか書かなくてはと、長いあいだ思っていた―――村上文学のあるルーツ<br>村上 春樹 著
文藝春秋
2020年04月
ネコ オ ステル チチオヤ ニ ツイテ カタル トキ
ムラカミ ハルキ
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