王朝の人びと 歴史物語「大鏡」「今鏡」の世界 / 海野泰男

『大鏡』『今鏡』の人物の人生ドラマや当時の世情から人間の本質と歴史を読み解く、平安文学研究の第一人者による斬新な評論エッセイ・道長と紫式部に男女の仲はあったのか?<br>・鳥羽后待賢門院璋子が生んだ崇徳帝は白河院の子だったというのは本当か?<br>・後白河院は、なぜ「日本国第一の大天狗」?<br>・鞠足の大納言成通は清水寺の舞台の欄干の上を鞠を上げながら本当に歩いたのか?<br><br>千年も前の人びとの人生を知ることは、人間の普遍的な本質を知ることである。<br>『大鏡』『今鏡』の登場人物の人生ドラマや、当時の世情から人と歴史を読み解く、平安文学研究の第一人者による斬新な評論エッセイ。<br><br>「王朝時代に実在した人びと 。男女の愛や恋は何時の時代もそうであるように、純愛があるかと思えば、煩悩を逃れられない愛欲もある。彼等を歴史学の立場からのみ論じるのではなく、言うなれば周辺諸学を含む国文学の立場からも見たいと思う 。」(著者)<br>海野泰男
文藝春秋
2025年06月
オウチヨウノヒトビト
ウンノヤスオ
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