はじめての利他学 / 若松 英輔 著

空海、孔子、二宮尊徳、エーリッヒ・フロム。彼らの生き様と言葉から危機の時代の「自他のつながり」に迫る、日本初・利他の入門書。他者だけでなく、自分も利する「利他」の本質とは。<br><br>「利他」という言葉は「自分ではなく、他者のためにおこなうこと」だと捉えられがちだ。しかし、日本の起源から利他を見つめ直してみると、それとは全く異なる姿が見えてくる。空海の「自利利他」、孔子の「仁」、中江藤樹の「虚」、二宮尊徳の「誠の道」、エーリッヒ・フロムの「愛」……彼らは利他をどのようにとらえ、それをどう実践して生きたのか。彼らの考える利他は、現代とどう違うのか。「自分」があってこその利他のちからとは、どんなものなのか。日本を代表する批評家が、危機の時代における「自他のつながり」に迫る、日本初・利他の入門書。<br>若松 英輔 著
NHK出版
2022年04月
ハジメテ ノ リタガク
ワカマツ エイスケ
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