柳宗悦 美を生きた宗教哲学者 / 若松英輔
民衆の日常で使われていた雑器を「民藝」と名付け、その美の中に「救い」を見出した柳宗悦の生涯と代表作を追い、思想的核心に迫る。「民藝」という言葉が生まれて百年、日本を代表する批評家がその本質に挑む本格評伝<br><br>民衆の日常で使われていた雑器を「民藝」と名付け、その美の中に「救い」を見出した柳宗悦。なぜ柳は民藝に究極の美を見いだしたのか、なぜ美は人を癒やし、救いへと導くのか。文学・哲学・宗教など様々な分野の人物と交流のあった柳の生涯と彼の代表作を時系列で追いながら、近年知られるような美術評論家としてではなく、宗教哲学者としての柳宗悦の全体像を描く。<br>若松英輔
NHK出版
2025年08月
ヤナギムネヨシ
ワカマツエイスケ
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