アンコール王朝興亡史 / 石澤 良昭 著
なぜ密林に大石造伽藍の立ち並ぶ古代遺跡が作られたのか、?栄を支えたエネルギーは何か。碑文、発掘成果から26代の王朝史を繙く密林に栄えた古代都市。その繁栄を支えたエネルギーは何か。碑文、発掘成果から迫る<br><br>アンコール王朝は、9世紀に密林を切り拓き、その大扇状地に26代続くクメール人による王朝であった。歴代の王は、バライと呼ばれる灌漑用環濠、王都、寺院の3点セットを建設。高さ65メートルの尖塔をもつアンコールワットはじめ巨大伽藍を建設。寺院は王朝の宗教が変わるたびにシヴァ神、ヴィシュヌ神、仏教の偶像が挿げ替えられ、大規模な偶像破壊もあった。著者の率いる調査団が地下に埋納された大量の仏像を発掘し、世界に衝撃をもって報じられた。その後も、アンコール王朝史を書き換えるような調査が続けられている。各地に残された碑文の解析や新発見史料の解説を加筆し、アンコール王朝の興亡史を通観する。<br>石澤 良昭 著
NHK出版
2021年10月
アンコ−ル オウチヨウ コウボウシ
イシザワ ヨシアキ
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