烈火の太洋   6 / 横山 信義 著

ついに限界に達したトラック防衛。連合艦隊はマリアナに全軍を集中させ、米海軍との最終決戦敢行という苦渋の決断を下す。連合艦隊が総力を挙げて臨んだトラック沖海戦は、米海軍の撃退に成功したものの被害は甚大であった。開戦以来、艦隊の主力を担ってきた空母「赤城」「加賀」、戦艦「長門」他多数の艦艇や航空機が失われてしまったのだ。<br><br />もはや彼我の勢力は完全に逆転し、連日の空襲に晒されるトラックの防衛は限界に達していた。<br><br />じりじりと戦力を削られ続ける状態に、連合艦隊は苦渋の決断を下す。トラックを放棄し、マリアナに集中させた全軍をもって米海軍との最終決戦の敢行。<br><br />果たしてこの戦いの先に講和への道は開けるのか――<br>横山 信義 著
中央公論新社
2022年06月
レツカ ノ タイヨウ 6
ヨコヤマ ノブヨシ
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