水木しげると京極夏彦 時代を超える「妖怪」の魅力 / 朝里樹
稀代の妖怪作家である二人が描いた妖怪は何が異なり、何が共通しているのか。気鋭の怪異愛好作家がその表現の深奥を考察する。2025年に没後10年となる水木しげると、2024年に作家デビュー30周年を祝った京極夏彦。長年にわたって師弟関係にも似た交流を持っていた稀代の妖怪作家2人は、どのように「妖怪」を捉えていたのか。<br />彼らが描いた妖怪はどこがどう異なり、何が共通しているのか。<br />二大作家の表現を比較検討することで、私たちにとっての「妖怪」とは何かを探る。<br /><br />第一章 ゲゲゲの百鬼夜行<br />第二章 北西妖怪百景<br />第三章 目に見えない世界を信じる<br />第四章 この世には不思議なことなど何もない<br />終 章 おばけは死なない<br /><br />巻末付録 水木しげると京極夏彦をよく知るためのブックガイド<br>朝里樹
中央公論新社
2025年11月
ミズキシゲルトキヨウゴクナツヒコ
アサザト,イツキ
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