「モノ言う株主」の株式市場原論 / 丸木強
「社長をおやめになっては」とモノ言う国内アクティビストの代表格が、市場と経営の本質を喝破。新NISAで投資への関心が高まったこともあり、株価はバブル期の最高値を超えた。だが「失われた30年」で開いた海外との差はまだまだ大きい。逆にいえば、やり方しだいで成長に転じる潜在力が日本企業にはあるとも言えよう。<br />それでは、どこをどう変えればいいのか? <br />まずは「ふつうの資本主義」を取り戻すことから始めなければならない。しかるに、日本企業は内部留保を抱え、研究開発や新規事業への投資に消極的であり、親方日の丸からの天下りなどガバナンスにも問題が大きい。<br />著者は、そんな諸課題を抱える企業を相手に「社長はおやめになったほうがいい」と直言してきた国内アクティビスト(モノ言う株主)の代表格。<br />株式市場と企業経営の本質を喝破するとともに、ピカピカの会社ではなく、あえて改善点が多い会社に投資してきた自らの哲学を明かす。<br>丸木強
中央公論新社
2024年05月
モノ イウ カブヌシ ノ カブシキ シジヨウ ゲンロン
マルキ ツヨシ
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