回想のすすめ 豊潤な記憶の海へ / 五木 寛之 著

不安な時代にあっても変らない資産がある。それは人間の記憶、一人ひとりの頭の中にある無尽蔵の思い出だ。回想ほど贅沢なものはない不安な時代にあっても変らない資産がある。それは人間の記憶、一人ひとりの頭の中にある無尽蔵の思い出だ。年齢を重ねれば重ねるほど、思い出が増えていく。株価や現金と違い、記憶という資産は減ることはない。高齢者ほど自分の頭の中に無尽蔵の資産があり、その資産をもとに無限の空想、回想の荒野のなかに身を浸すことができる。これは人生においてとても豊かな時間ではなのではないだろうか。最近しきりに思うのだ。<br><br />回想ほど贅沢なものはない。<br><br><br />第一章 回想の力を信じて  <br><br />第二章 回想の森をめぐって  <br><br />第三章 回想・一期一会の人びと(抄)  <br><br />第四章 薄れゆく記憶  <br>五木 寛之 著
中央公論新社
2020年09月
カイソウ ノ ススメ ホウジユン ナ キオク ノ ウミ エ
イツキ ヒロユキ
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