歴史に残る外交三賢人 ビスマルク、タレーラン、ドゴール / 伊藤 貫 著

明晰な頭脳とパワーをもち合わせた三賢人が実践した「リアリズム」は最強の戦略論であり、日本が冷酷な世界を生き抜く方策となる。冷戦後にアメリカがとった一極覇権戦略は破綻した。習近平の中国とプーチンのロシアが勢力圏を拡大し、インド、イラン、サウジアラビア、トルコなどが主要な勢力となる無秩序な世界が到来している。歴史上、多極構造の世界を安定させるため、諸国はバランス・オブ・パワー維持に努めてきた。ヨーロッパ外交を牛耳ったビスマルク、悪辣政治家タレーラン、哲人政治家ドゴール。明晰な頭脳とパワーをもち合わせた三賢人が実践した「リアリズム」は、国際政治学最強の戦略論であり、日本が冷酷な世界を生き抜く方策となる。<br>伊藤 貫 著
中央公論新社
2020年02月
レキシ ニ ノコル ガイコウ サンケンジン ビスマルク タレ−ラン
イトウ カン
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