落とされなかった原爆 投下候補地の戦後史 / 鈴木裕貴
核時代の当事者とは誰か? 原爆投下候補地だった過去と向き合う小倉、新潟、横浜、京都の戦後史から、戦争の記憶の継承を考える原爆が落とされるかもしれなかった、小倉、新潟、横浜、京都。<br />この史実は、どのようにして発掘され、受け止められ、継承されてきたか。<br /><br />日米双方の史資料にもとづく空襲記録運動や自治体史編纂、あるいは環境運動、文学・映画等も含め、足元の郷土を知ることから原爆への想像力は始まった。<br />47都道府県の被団協に注目し、広島・長崎以外の被爆問題も考える。<br />戦後世代は、どうすれば戦争に当事者意識を持てるのか。投下候補地からヒントを探る。<br>鈴木裕貴
中央公論新社
2025年11月
オトサレナカツタゲンバク
スズキユウキ
/