「戦後」を読み直す 同時代史の試み / 有馬学

戦後80年――。列島史レベルの社会変動ををどう理解するか。時代を照らし出したさまざまな書物を「ひねくれ」ながら読み直す試み戦後八〇年――。列島史レベルの社会変動を経験したこの時代をどう理解するか。敗戦の年に生まれた著者が、時代を照らし出した書物――小学校の教科書、むのたけじ『たいまつ十六年』、山口瞳『江分利満氏の優雅な生活』、六〇年代の『暮しの手帖』、徳大寺有恒『間違いだらけのクルマ選び』等々――を「今」読み返し、誰の目にも自明だと思われた事柄がどのように存在し、それらがどのように消えていったのか、その過程を追う。<br>有馬学
中央公論新社
2024年09月
センゴ ヲ ヨミナオス
アリマ マナブ
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