所有とは何か ヒト・社会・資本主義の根源 / 岸政彦
本やスマホ、土地や家屋、雇用や資産。モノを所有することは、人が生きることそのものなのだ。最新知見をふまえ、所有の謎を紐解く。本やスマホ、土地や家屋、雇用や資産。自分のモノとして持っていることが「所有」であり、衣食住や商品取引、資本主義の原点である。こんにちシェアやサブスクがあるのに、ヒトは所有せずにいられない。他方でヒトの生存を守る所有権が、富の偏在を生む元凶となっている。なぜだろうか? 経済学や社会学、人類学の第一線の研究者6人が、所有(権)の謎をひもとき、人間の本性や社会の成立過程、資本主義の矛盾を根底から捉えなおす。<br>岸政彦
中央公論新社
2023年06月
シヨユウ トハ ナニカ
キシ マサヒコ
/