聯合艦隊ー「海軍の象徴」の実像 / 木村 聡 著

さながら「海の関東軍」。東郷平八郎から山本五十六へ至る過程で生じた大きな変化は、戦争全体に多大な影響を及ぼした。初の通史。誰もが知る「聯合艦隊」初の通史。<br><br /> 東郷平八郎や山本五十六ら聯合艦隊司令長官は、ともすると海軍大臣よりも一般に名の通った存在である。<br><br /> では、聯合艦隊とはどのような「組織」で、どのような役割を果たしていたのか。<br><br /> 本書は、本来、戦時や演習時に必要に応じて編成される臨時の組織に過ぎなかった聯合艦隊が平時に常設されるようになり、海軍の象徴として政治的にも大きな存在となりながら、次第に戦争の現場に合致しない組織となっていく過程を、鍵となる司令長官の事例を軸に説き起こす。<br>木村 聡 著
中央公論新社
2022年05月
レンゴウ カンタイ
キムラ サトシ
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