ストックホルムの旭日 文明としてのオリンピックと明治日本 / 牛村 圭 著
明治国家に陸上競技が導入され、国と国とが同じルールで競い合う近代五輪に参加するまでを追う、初の「文明としてのスポーツ史」国際関係において対等であるとはどういうことか。近代国家にとって、国民が体を鍛えることにどのような意味があったのか――。<br><br />「文明国」の一員として扱われることを悲願とした明治国家にスポーツが導入され、国と国とが同一ルールで競い合う近代オリンピックに参加するまでを丹念に追う、初めての「文明としてのスポーツ史」。漱石『三四郎』から嘉納治五郎のオリンピック実見記まで、主に陸上競技にまつわるさまざまな史料をテクストとして精読し、都市化の進展、学生の増加、科学の進歩といった二十世紀の論点に迫る。<br>牛村 圭 著
中央公論新社
2021年07月
ストツクホルム ノ キヨクジツ
ウシムラ ケイ
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