〈嘘〉の政治史 生真面目な社会の不真面目な政治 / 五百旗頭 薫 著

世界中の政治に〈嘘〉が横行し、日本にも独自の〈嘘〉がある。日本の政治文化の起源を辿り、現代地域社会の抱える問題まで論じ抜く。政治に〈嘘〉がつきものなのはなぜか。<br />絶対の権力というものがあるとすれば、嘘はいらない。<br />それなりの反対勢力があるからこそ、それを迂回するために嘘が必要となり、反対する側も嘘を武器にするのだ。<br />もちろん嘘には害があり、特に危険な嘘もある。<br />世界中に嘘が横行する今、近現代の日本の経験は、嘘を減らし、嘘を生き延びるための教訓となるはずだ。<br />複数政党政治が成立する条件と地域社会の未来像も、そこから見えてくる。<br>五百旗頭 薫 著
中央公論新社
2020年03月
ウソ ノ セイジシ キマジメ ナ シヤカイ ノ フマジメ ナ セイジ
イオキベ カオル
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